藤澤和雄厩舎の2歳世代が凄い!年末の主要2歳G1を総ナメしたサトノ、ソウル、レイデロオ
私が競馬を始めたころから、藤澤和雄厩舎は超名門厩舎としてその名をとどろかせてきました。
シンコウラブリイに始まり、バブルガムフェロー、タイキシャトル、シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ。ターフに送り出した名馬は数え切れません。
そんな中、2007年以降のおG1勝利がスピルバーグの天皇賞秋のみ、と以前に比べると少し寂しい大舞台での成績だった藤澤厩舎ですが、2016年の2歳世代が凄いことになっています。
そんなわけで、今回は藤澤和雄厩舎の2歳馬のホープたちを紹介していきたいと思います。
ソウルスターリング(牝2歳)
父 Frankel
母 スタセリタ
母父 Monsun
3戦3勝 主な勝ち鞍:阪神ジュヴェナイルフィリーズ
まずは一頭目、2歳女王のソウルスターリングです。
7月の北海道でメイクデビューを勝ちあがった後、秋にアイビーSを勝利。その後、阪神ジュヴェナイルフィリーズを一番人気で優勝。クラシックでも飛躍が期待される一頭です。
父は14戦無敗の伝説馬フランケル、そして母はフランスのヴェルメイユ賞を勝った名牝です。超良血馬ですね。
サトノアレス
父 ディープインパクト
母 サトノアマゾネス
母父 Danehill
5戦3勝 主な勝ち鞍:朝日杯フューチュリティS
2歳マイル王者のサトノアレスです。
こちらもデビューは北海道。勝ち上がりに3戦を要したものの、次走ベゴニア賞を勝つと、その次の朝日杯を6番人気の評価ながら見事な末脚で勝利。クラシックへ向けて期待大の馬です。
父はご存知ディープインパクト、母のサトノアマゾネスはアイルランド生まれで日本で走りましたが、1勝で引退し、繁殖入りしました。
ノリに乗っている里見オーナーの馬です。
レイデロオ
父 キングカメハメハ
母 ラドラーダ
母父 シンボリクリスエス
3戦3勝 主な勝ち鞍:ホープフルS
年末の2歳G2ホープフルSを制したレイデロオ。その勝ち方は圧巻で、現在、日本ダービーに最も近い馬と言っていいでしょう。
父はキングカメハメハ、母はオープン馬ラドラーダ。ラドラーダの母レディブロンドはなんとあのディープインパクトの半妹です。超良血馬ですね。
さて、この三頭が2017年どんな飛躍をするのか、非常に楽しみです。藤澤厩舎の逆襲は2017年も続くのか!