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カナダの首都オタワの基本情報と季節ごとの特徴について

カナダ東部に移住してすでに10年以上経ちます。私のおすすめするカナダの首都・オタワは、季節を通じて違った面を見せてくれる都市です。

ここは19世紀にあった英仏の戦いを停戦させ、首都を決めるときにちょうど両方の勢力の境目にあったため首都に選ばれました。

また第二次世界大戦中にオランダの王女が亡命をしていて、出産をするにあたりオランダ国内で生まれなければ王位継承権を与えることが出来ないというオランダ王室のルールを配慮して、カナダ政府は病室にオランダ国旗を掲げてオランダ領とするという特別措置を取りました。

この行いに対しての感謝の意味を込めて、オタワには毎年オランダからチューリップが送られてきます。

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■オタワの基本情報

オタワはカナダの首都であり政府機関が集中している都市ですが、オンタリオ州の州都ではなく、どちらかと言えばカナダ国内でも中規模サイズに位置する都市です。

日本からの直行便はありませんが、日本からの直行便があるトロントを経由して1時間、バンクーバーを経由して5時間の距離にあります。

私は同じオンタリオ州に暮らしているので、季節ごとにあるフェスティバルなどを見るために車で約1時間かけてオタワを訪問することが多いです。

街の中心となるのは国会議事堂です。中をツアーで巡ることが出来、中央の時計台のある塔に上って町で一番背の高い建物である国会議事堂からオタワとオタワ川を挟んですぐ向かいにあるケベック州ガティノーを望むことが出来ます。

すぐそばにはオタワ川とキングストンのあるオンタリオ湖を結ぶリドー運河があり、2007年にはオンタリオ州で初めてのユネスコ世界遺産にも選ばれています。

 

■春はチューリップとメープルシロップ

春の訪れを感じるのは街のいたるところで見ることが出来るチューリップです。

毎年5月にはチューリップ・フェスティバルが行われ、国会議事堂・リドー運河沿いからダウズ・レイクを含め街のいたるところに色とりどりのチューリップが咲き誇ります。

また楓の木からメープルシロップを採れるのもこの時期で、シュガー・シャックと呼ばれるメープルシロップを採る小屋を訪れて採れたてのメープルシロップを食べることも出来ます。

 

■フェスティバルの夏

夏になるとフェスティバルの季節になります。

カナダの誕生日である7月1日はカナダ・デーと呼ばれ国民全員で誕生日のお祝いをしています。国会議事堂前の芝生広場に特設ステージが設けられ、首相の挨拶からカナダ出身の歌手たちのコンサート、最後には花火と一日中お祭りを楽しむ人が集まります。他にもたくさんの野外コンサートが行われ、毎日のように音楽がどこからか聞こえてきます。

 

■秋の紅葉とガティノー公園

秋はメープルシロップでおなじみの楓などの紅葉を楽しめます。

ダウンタウンの木々も色づき、散歩をするだけでも紅葉を楽しめるのですが、車で30分程度の距離にあるケベック州ガティノーのガティノー公園に行くと、高台から紅葉を眺めることが出来ます。

 

■『ウインタールード』とアイスホッケー

冬の楽しみは『ウインタールード』と呼ばれる雪まつりです。日本人・日系人を含む氷の彫刻家の作品がダウンタウンの公園に展示されたり、雪の大きな像も作られます。

冬の楽しみは『ウインタールード』と呼ばれる雪まつりです。日本人・日系人を含む氷の彫刻家の作品がダウンタウンの公園に展示されたり、雪の大きな像も作られます。

また子供から大人まで楽しめる雪の滑り台、アイスホッケーのデモンストレーション、世界遺産で『世界で一番長いスケートリンク』に変わるリドー運河で7.8キロメートルにも及ぶ距離をアイススケートで楽しむことが出来ます。

アイススケートの時の休憩は、ホットチョコレートにビーバーテールと呼ばれる砂糖などをトッピングした薄い揚げパンです。オタワ生まれのこのスイーツはリドー運河のスケートをしたあとにおすすめです。

 

■オタワの概要

オタワは、カナダの首都。オンタリオ州東部に位置する地方行政区の一つでもある。オタワ川を挟んで隣接するガティノーを含め連邦政府の行政機関が集中する行政都市である。 カナダにはアメリカの首都ワシントンD.C.とは違い、連邦政府の特別地区が存在せず、オタワはオンタリオ州内の一都市となっている。(Wikipediaより引用)

 

■オタワ位置情報