語学留学とワーキングホリデーの読みもの

凱旋門賞への道

ドラマ情報やゲームアプリについて書いています。その他いろいろ。

「ワーキングホリデーでの仕事探しのコツは?」/バンクーバーでのワーホリ仕事体験談

2010年4月から7月までカナダのビクトリアの語学学校に通い、バンクーバーで仕事を探していました。バンクーバーは小さな新宿という感じで、ダウンタウンには何キロもショップやホテルが並び、ビーチに連なる高級住宅地やリゾートと言えるような場所でした。

溢れるほど店があるから、必ず一つくらいは仕事があるはずと信じていましたが、日本人の和食の店ですら採用にならない厳しい状態でした。リーマンショックの名残がまだあり、ネイティブですら仕事がない状態だったのです。そんなことは全く知らず、また情報にもなく、果敢にも仕事をせっせと探していました。

最短で仕事を見つけるために、努力はたくさんしたつもりです。まず、履歴書はネットを見て調べて書いた後、ホストファミリーに添削してもらい、また推薦人にもなってもらいました。ネイティブが見ても大丈夫な履歴書というのは、やはり自信につながります。

f:id:newyorker24:20160424080354j:plain

■300枚履歴書を送ったけれど、面接できたのは3箇所…

その履歴書を使って、ダウンタウン、少し離れたショップやホテル、レストラン、バーなど、様々な場所に直接行き、面接を依頼しましたが、300枚履歴書を配って面接できたのは、3箇所だけでした。

私の英語力はネイティブとはいかないまでも、かなりのものだと思います。しかし履歴書を渡しても目の前で捨てられるのです。まったくボスまで届かないのです。直接ボスと話したいと電話してもつないでくれない、メールに履歴書添付で送っても返事はない。

あのときはネイティブですらアルバイトも見つからない状態だったのです。

そんなことになっているとは知らず、諦めずに邦人向けのサイトやブログはもちろん、英語の求人も1日中見て応募し続けました。

 

■採用にはなったけれど…

最初に採用になったのは、語学学校の日本人スタッフとしての仕事です。必ずキャリアを作って帰りたいと思っていたので、本当にうれしかったことを覚えています。しかし、勤務前日に「申し訳ないけれど、あなたはクビ」という連絡が来ました。納得できず、次の日の早朝に行ってみると、看板もなく、何時間待ってもドアも開かず。しばらくしてから倒産したことを知りました。

次に決まったのは、韓国人が経営する寿司バーでした。語学学校の2日後に採用になったので、なりふり構わず行ったら、何をするのも韓国語で、すぐクビになりました。

 

■偶然からの高級ブランド店との出会い

落ち込んだものの、必ずカナダに来た実績を残したいとまたダウンタウンに履歴書を配りに行きました。真夏の日差しが暑くて、うっかり目の前にあった高級ブランドの店に入ってしまい、涼んでいたら、スタッフに話しかけられ、「仕事を探しているけれど、まったく見つからない。一生に一度、こんな素敵なお店で働けたら幸せだな」と話したら、「じゃあ涼みながら履歴書出して行ったら。求人してるわよ。面接に1回通ればいいだけ。」というスタッフの言葉に、履歴書を出していました。でも、これで仕事をもらえなかったら日本に帰ろうと決め、そのためにはがめつく、何でもベストを尽くそうと思い、もし面接になったら、どんな服装がいいのか、どんな質問があるだろうか、など聞いてきました。

面接に呼ばれたとき、ブラジル人が2人、カナダ人が1人いて、お互いがライバルであるということを思い知らされました。おしゃべりな3人に、口では負けているけれど、高級店にふさわしい、きれいめフォーマルを心がけ、丁寧にゆっくらは話すことを心がけました。カナダは多民族国家なので、様々な人がいます。私のゆっくりめなのがよかったようで、運良く採用になりました。

 

■日本人ならではのきめ細かいサービス

まだまだ語学力も発展途上だったにもかかわらず、たくさんのスタッフのサポートのお陰で、かけがえのない体験ができました。嫌だった電話も出られるようになったし、私のとろい接客のせいで、お客様同士が商品を交換しあって試してくれたり、優しい方に恵まれたと思っています。また、日本人であるがゆえに、日本人のお客様には、きめ細かいサービスや色の展開、いつ入荷するなど、日本では普通のことを普通にカナダでもやっていたため、大変気に入っていただけました。そのときは日本人であるということに誇りを感じました。

 

 

■ワーキングホリデーで仕事を得るコツは?

ワーキングホリデーで仕事を得るコツは、今でも何とも言えません。はっきり言えることは、生半可な気持ちでは、たとえ日本人の店でも無理だということです。

何のために働きたいのか目標を定めて、あきらめない、そしてチャンスは絶対に逃さないということだけです。

本気で仕事が欲しいなら、日本を出る前にスーツや革靴、シャツなど一式揃えてくるガッツが必要です。もちろん私は持って行きましたよ!

どこにも書いていないことですが、日本よりドレスコードや礼儀にはうるさいと思って下さい。この情報がカナダでお仕事を探す方のお役に立てたら幸いです。

 

■参考:カナダの邦人向け求人サイト

人材カナダ 求人・仕事サポートサイト

カナダ仕事求人,アルバイト | カナダジャーナル

【Jpcanada掲示板】仕事・求人@バンクーバー

カナダ・クラシファイド (求人してます) | e-Mapleカナダ


(HN:すてふ 女性 留学時の年齢:26歳)