語学留学とワーキングホリデーの読みもの

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「仕事終わりに夕日を見ながら乾杯」/カナダ・トロント留学の良いところ【ワーキングホリデー体験記】

2013年3月、僕はカナダ一の大都市トロントへ1年間の留学をしました。

当時僕は大学3年生で、英文科を専攻していたこともあり「英文科なら海外留学ぐらい行っとかないとなー」という漠然とした理由から留学を決意したのでした。

ただ、英語を勉強するためだけに海外へ留学するのは何か物足りないと感じていたので、どうせならワーキングホリデーでお金を稼ぎながら自分の力で生活をしようと決めていました。

 

もともとニューヨークに行きたかったのですが、なんとアメリカにはワーホリの制度がありません。

これでは留学する意味が半減してしまうと思い、世界第二のエンターテイメント都市でありワーホリの制度もあるカナダ・トロントへの留学を決めました。

 

結論から言うと、留学先がトロントで本当に良かったと思っています。

この記事では、僕が個人的にトロントを選んで良かったと思えた理由を紹介します。

 

■トロントは人種のるつぼ

まず、人種のるつぼと言われているアメリカと同じくらい様々な人種がトロントで共存しています。

トロントでは地下鉄に乗ると、1つの車両に五大陸全ての人種が乗り合わせていると言っても過言ではないと思います。

この人種の多様性が個人的にはすごく助かりました。

何故かと言うと、様々な人種が共存している分、お互いの文化を尊重する風土が根付いているからです。

仮に下手くそな英語しか喋られなかったとしても、基本的に異なる文化・言語に寛容なのでトラブルになるどころかとても親身になって耳を傾けてくれます。(中にはそうでない人もいますが、数は圧倒的に少数派です。)

この他国の文化・言語に寛容な風土が根付いているおかげで、僕はストレスなくとてものびのびと英語を学べたと思っています。

 

■カナダの英語は発音がキレイ

同時に、現地の純カナディアンの英語はとてもキレイな発音なので、聞きやすいこともストレスなく英語を学べた要因の1つです。

英語力にそこまで自信が無い方や、留学の目的が語学留学の方には特にトロントをおすすめします。

 

 ■トロントは夏場の日照時間が長い

僕がトロントを選んで良かったと思う点はまだあります。夏場の日照時間がとても長いことです。

トロントは7月~8月にかけては、夜の22時くらいまで普通に明るいです。20時くらいでやっと夕焼けがみられる、という感じです。

日照時間が長いため、より多くの時間を外でアクティブに使うことができます。

トロントにはオンタリオ湖という大きさが四国くらいある巨大な湖があるのですが、そこでは夏場は毎日のように大きなボートの上でパーティが行われています。

僕はそういったパーティの類には目がなかったので、開催される日はいつも列に並んでチケットを買っていました。

大体みんな17時くらいに仕事が終わって、18時からボートに乗り始めるのですが、日照時間が長いのでまだまだ明るさはお昼レベルです。

 

■仕事が終わった後、美しい夕日を見ながら乾杯

太陽の下で流行りのダンスミュージックを聞きながらボート上で飲むカナディアンビールは最高に美味しかったのを覚えています。

そして20時頃になると日が傾き始め、湖の水平線上に夕日がキレイに映ります。

僕は、ほろ酔い気分でボートの上から眺めたあの夕日を一生忘れることはないでしょう。

話が逸れましたが、僕が何を伝えたいかと言うと「夏場は仕事が終わったあとでも沈みゆく美しい夕日を見ながら乾杯ができる」ということです。

カナダという開放的な土地で見る夕日は、閉鎖的な環境の日本で見る夕日とは比べ物にならないぐらい美しいです。見る人の心を打つとはまさにこのことです。

夏場にトロントへ行く機会があれば、是非ボートの上から沈みゆく夕日を眺めてみてください。

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■留学で手に入れられるもの

今回は、留学先にカナダを選んで良かったこととして2つ挙げましたが、本当はまだまだ数えきれないぐらいあります。

これはカナダだけではなく留学全般に言えることですが、留学先で手に入れられるものは決して語学力だけではないということを皆さんに伝えたいです。

むしろ、語学力以外のもののほうが帰国後の自分の財産として残り続けています。

それはボートの上で酔っ払った仲間たちと見た美しい夕日や、お互いの文化を尊重することの大切さ・素晴らしさ、開放的な空気の中で育まれた自由でいることの価値観など、日本で過ごしていては決して知ることのできない貴重な経験です。

 

いつか僕はまたトロントに戻りたいと思っています。

皆さんもそう思える素敵な留学ができるといいですね。

 

(HN:M 性別:男性 留学時の年齢:21歳)