「貿易額とマネジメントを学びに50歳で留学。ダウンタウンで一人暮らし」／バンクーバービジネス留学体験記

■バンクーバーの基本情報

Vancouver(バンクーバー)は、カナダのブリティッシュコロンビア(BC)州の南西部にある都市です。BC州最大の都市です。ただし、州都ではありません。また、バンクーバー島がバンクーバー市の海を隔てた東側にありますので間違えやすいです。

そしてバンクーバー市は、周囲の市を含めたMetro Vancouverの１区画です。

バンクーバーと言えば、2010年の冬季オリンピックの開催都市です。住民の人種は多様です。中国系、韓国系などアジア系の方は街中でよく見かけます。

■貿易額とビジネスマネージメントのために留学

私は、英語力強化のための英会話学校と貿易学及びビジネスマネージメント習得のための専門学校への留学のために、バンクーバーに１年ほど滞在しました。

20年以上ソフトウェア技術者として働いていましたが、諸事情で留学して貿易学を勉強したくなりました。

それまで勤めていた企業の早期退職サポートを使わせて頂いて１年後の退職を条件に、１年間は社員扱いのまま給料を会社から頂きながら、金銭的にあまり気にすることなく勉強することができました。

留学当初は、メトロバンクーバーの中のSurry(スーリー、サーレなどと人によって呼び方が違います)市に英会話学校のサーレ校と寮があったので一ヶ月は、サーレにいました。

その後、同じ英会話学校のバンクーバー校に転校し、バンクーバー市の中心部ダウンタウンのど真ん中に部屋を借りて一年間独りで住みました。英会話学校の後に行った専門学校もダウンタウンに在りました。

英会話学校には合計で2か月、そのあと専門学校に8か月通いました。

■過ごしやすい夏、暖房は不要

カナダは寒い印象があるかもしれませんが、バンクーバーは温暖な方で住みやすいです。

バンクーバーは、涼しくて特に夏が快適な気候です。最高気温30度になることはありませんでした。暑くても、27度程度です。なので、私の借りた部屋には、暖房はありましたが、冷房はありませんでした。

ただし、夏は短く一ヶ月ぐらいです。冬場でも最高気温がマイナスになることはありません。雪より雨が多いです。

冬は、スキー、スノボに若い留学生どんどん行きます。山岳リゾートのWhistler(ウィスラー)は有名で、バンクーバーから2時間ぐらいで行けます。夏でもアクティビティが盛んです。

■バンクーバーの目抜き通りロブソンストリート

バンクーバーで、一番の目抜き通りは、ロブソンストリートです。ダウンタウンを東西に通っています。特に、中心から西側に多くのファッション店、レストラン、カフェがあります。また、ロブソンストリートから1ブロック北に行くとダウンタウン最大のショッピングセンターのパシフィックセンターがあります。

Vancouver Public Library(図書館)は、一見の価値があります。古代のコロシアムのような円形の美しい形状です。また、蔵書も多く、フリーに使えるPCや自習スペースも豊富にありますので、学生にはオススメです。

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（引用：http://www.e-maple.net/travel/spot.html?no=918）

■スーパーマーケット、携帯ショップ、金融機関

バンクーバーには、スーパーマーケットが幾つかありますが、中国系と韓国系のスーパーマーケットで日本食が買えます。特に、ダウンタウンでは韓国系のH-Martで炊飯器とか日本米とかお菓子とか買えます。また、日系のコンビニ（小さいお店）が2か所はあります。

日本人向けの携帯電話ショップ(けーたい屋)があります。私は、こちらでiPhone5を購入しました。一般のお店でも日本語OKのところもありますので、スマホ購入は楽です。ただし、スマホ購入に必要な証明書などについては事前にけーたい屋さんのホームページでチェックしてください。

ダウンタウンにはあちこちにスターバックスがあります。２ブロックも歩けばスタバに当たる感じです。専門学校の一階と私の住んでいたコンドの一階もスタバでした。スタバ発祥の地シアトルが近いからでしょう。シアトルには車で３時間ぐらいで行けます。

ロブソンストリートにある銀行「TD Canada Trust」には、Japanese Banking Centreがあります。普通口座でも幾つかタイプがあるので、英語に自信がないときにはこちらに行きましょう。日本人の方が対応してくれます。

■SNSで部屋を探して自分でコンタクト

1月半ばにスーリに住み始めましたが、少ないながらも雪は、数センチは積もります

バンクーバーに移動すると、暖かいです。基本的に、バンクーバーは、Metro Vancouverで暖かく、涼しいところで、その周りの市は、暑く、寒いと思うと良いでしょう。

私は、バンクーバーに住む時に、コンドミニアム(日本で言えばマンション)の一室を借りましたが、日本のような部屋斡旋会社（アパマンショップとか）はありません。ただ、仲介業者は居て、私は現地の日本人の仲介業者を探して、日本からあらかじめコンタクトを取り、部屋を探してもらうように依頼していました。

ただし、実際には、Webで普通に公開されているSNSの空き部屋情報サイトを探して、その中から気に入った部屋を選んで、相手にコンタクトを取り、実際の部屋を見るという手順になります。

学校の仲間で、部屋を一人で借りているようなのは私ぐらいで、後の若い人たちはシェアハウスか、ホームステイでした。

一人の女性は、ホームステイ先の住人が気に入らず、日本人のサポートや部屋の紹介などを行っている業者のところに行って別の部屋を紹介してもらったそうです。

新しい部屋は、すごく良い環境で本人すごく喜んでいましたので、気に入らなければホームステイ先を変えましょう。ただし、女性一人で部屋の見学に行ってはいけません。犯罪に遭う可能性がありますので、信頼の置ける人と複数人で行きましょう。

■カナダでの自転車はヘルメット必須

部屋の近くに、屋台のJAPADOGというのが出ていて、よく”Okonomi without Mayo”を頼んでいました。ホットドッグのお好み焼きテーストです。他にも和風のホットドックがいろいろあり、結構人気です。お店の店員さんも日本人（見た感じ）です。

私は、折りたたみ自転車を日本から持って行きました。一年なので自転車をカナダで買って売って帰って来るのはもったいないと思いましたが、折りたたみ自転車は結構重いので、飛行機搭載の手数料がそれなりに取られました。また、サーレならともかく、バンクーバーのダウンタウンの中ならほとんど歩いていけるので、実際にはあまり自転車乗りませんでした。

ちなみに、カナダでは自転車に乗る際、ヘルメット必須です。かぶっていないと警察に捕まります。

カナダ人はフレンドリーです。コンドでエレベーター待っている時よく話しかけられました。朝学校に行くときに、エレベーターを待っていると同じ女性に二日連続で会ったので「デジャブーだ」と言っていました。