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バーナビーでマンションを買った父を訪ねてバンクーバーとジャスパー旅行

私が7年ほど前にカナダを訪れた旅行について書かせて頂きます。

 

父が衝動買いしたバーナビーのマンション

私の亡き父はもともと外資の航空会社に勤めていました。若い頃から身一つでヨーロッパを渡り歩くなど、私にとっては規格外のグローバルな社交性を持つ人でした。

その父が延長雇用後の定年退職で、何と母にも内緒でバンクーバーの近郊、東側のバーナビーというところにマンションを衝動買いしました。現地に長年住む日本人の夫婦と偶然山奥の温泉で会い、意気投合したそうです。

彼らがバンクーバーの住人で環境をとても気に入り、そのとき開発中だった近郊のマンションを購入したというわけです。

バンクーバーは移民の街で概ね白人は半数程度で、残りは中国系の人を筆頭に多くの人種が集まっている街と知りました。

夏の季節の良いときにマンションで悠々自適の生活を送る父を家族で追いかけるように訪れていったのが、私が訪れた理由です。

 

転職してようやく取れた長期休暇

私はそのとき、転職を果たした年の夏でした。

長年システムエンジニアの仕事を続けていますが、転職する前は満足に休暇も取れない状況でした。

ようやく転職を果たしたその年に、会社の休暇制度が充実していることもあり、最もカナダを訪れるのに良さそうな夏の時期に1週間の休みを取ることができました。今にして思えばこの年に父のもとを訪れることが出来たのは一生の思い出になりました。

移動はエアカナダのチケットを取りました。オンシーズンだったので往復のチケット料金が高かったのを覚えています。

 

カラッと晴れて澄んだ空気、カナダの自然を堪能

バンクーバー空港に降り立ち、父と合流しましたが、時差は日本との時差は16時間で疲労していました。

早速、父が購入したバーナビーのマンションに移動しました。

父のマンションのすぐ近くにはサイモンフレーザー大学があり、標高も少し高かったと思います。夏の一番良い時期だったらしく、雲一つ無い青空でカラッと晴れており、湿度も低くて、景色もカナダの自然を堪能できるもので素晴らしかったです。

滞在した翌日の朝には早速マンションの近郊を朝のウォーキングしましたが、空気が澄んでおり、異国の地での高揚感も有り、最高のものでした。

また、バンクーバーの方にも足を運び、現地で親しくなった父のご友人夫婦のもとも訪ねました。

夜にはバンクーバーの街中の方に移動し、中国系の経営者と思われる中華レストランで食事をしました。

少し街中を歩きましたが、中国系、韓国系、日系の人がやはり相応に住んでいるらしく、アジア系の店も多く、日本の食材もものによっては容易に手に入れることが印象でした。

現在、不動産価格が高騰してしまっていると、現地在住のご友人夫婦から聞かされましたが、ワーキングホリデーや移住を検討するには良い魅力的な街だと思いました。

 

ジャスパーに向かう道中、クマに遭遇…

また、滞在中に1泊2日でカナディアンロッキーを堪能しながらジャスパーという街に滞在するべく車を走らせました。

父が現地でマンションのみならず車まで購入しており、規格外の行動力に本当に驚かされました。私も運転をしましたが右車線なので日本の道路とは事情が違い緊張しました。

それにしてもカナディアンロッキーは美しかったです。

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日本の名峰やスイスの山ともまた少し違った印象を受けます。そしてジャスパーに向かう道中で、野生のクマに遭遇したのは良い思い出です。

遭遇といっても道路越しの森にいるクマの親子でしたが迫力ありました。後で聞きましたがブラックベアーという種類のようです。比較的凶暴ではないそうですが、巨体で人間が襲われたらひとたまりも無いと思いました。

ジャスパーの街は郊外の街らしく落ち着いた雰囲気でどこかの楽隊が街中で演奏会をしているのが印象的でした。また、宿泊した宿の外では大型の野生の鳥(名前は分かりません)が寄ってくるなど、自然の豊かさを堪能することが出来ました。

 

観光でも留学でもお勧めできるカナダ

初めて訪れたカナダですが、パッケージの旅行ではなかなか味わえない自由な経験をさせてもらいました。

バンクーバーもバーナビーもジャスパーも道中のカナディアンロッキーも全てが素晴らしかったです。自然を旅するのが好きな人にも留学を志す人にもお勧めできます。

亡き父の偉大な足跡の一つを思い起こす旅でした。

 

(ハンドルネーム:orga 41歳 男性)